「激流に流された母の訴え」 | 私のことはどうでもいいから だれか助けて 私の娘を はやくしないと 激流に飲まれてしまいます
私より私が丹精込めて、愛情込めて 育て上げたああ、娘を 助けて
浮き輪やロープは私にではなく 私の子に投げてよ 私は、死んでも 私の娘を残したい
まことの命というものが 私のじゃなくて 一体何が悪いのですか 命を失えば死ぬだけ 私の娘こそが私にとって「まことの命」だという 価値観をみなさんは知らず 命を そんなに、否定しますか
娘よ浮き輪にしっかりつかまるんだよ 私のいのちが すくわれてゆく
まことの いのちは もうじき
われら、母子の、もの
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