「霙病(みぞれびょう)」 | 私の病気は みぞれが その冷気を永久に失わないまま、左肩にへばりつくという珍しいものらし い 冷気を保ったままのみぞれが肌に凍傷をもたらし もうじき壊死するカラダらしい。 痛みは、現代医学によっても癒しがたく 美学は、面会さえも拒ませた
幾日も幾日も黙秘権とプライバシーを盾に沈黙を保った甲斐あって医者もどうやら さじを投げたようだし世間もどうにか忘れてくれたらしい。
窓の外でまだみぞれが降り続いている 季節が、自然が、人間をねじ伏せるなんて・・・誰かが不意に私の肩をぎゅっと掴 み ドスの聞いたひくい声でせまってくる 「往生際が悪いぞ×××」 意味も知らずにここにきたくせに声だけはやけに大きいパシリだよあんたは。 おかげで肩のみぞれが、いたむわい
もう長いからね。 悪魔が喜ぶのを見た事はいままでにもたくさんあったよ。 でもそいつらの中で一匹として幸せになったやつがいない ということは・・・
ふふッ//はははははッ/?!眩しい!!?!?!?!
私の病気は、 みぞれが冷気を失わぬまま 永遠に左肩にへばりついているというものらしい。 だれか助けて 助けて 助けてェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェエ
(、っさむいよお.................... ............さむいォォォ........)) )
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